金属組織観察のための検鏡試料の作り方

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定価  4,400円  (税込)
商品コード: ISBN978-4-88661-818-4
 金属組織観察において最も苦労するのは,光学顕微鏡により組織観察を行うに当たって最も確かな組織を見いだすための検鏡試料の作製,すなわち,検鏡面の磨きとエッチングである.本書では,その手法を中心に解説している.
 金属組織について学ぶ方,仕事に不可欠な方,教える方,それぞれの立場においてご活用いただだきたい.

金属組織観察のための検鏡試料の作り方

材料技術教育研究会[編]


第1章 金属組織の概要
1.1 金属材料の結晶構造と特徴
1.2 金属組織の形態
1.3 材料組織観察法
1.4 光学顕微鏡による金属組織の見え方

第2章 顕微鏡組織観察用試料の作製
2.1 顕微鏡組織現出の過程
2.2 試料の採取方法
2.3 試料の大きさ
2.4 試料の切断
2.5 試料の埋込み及び支持
2.6 試料のマーキング
2.7 下地研磨
2.8 粗研磨と精研磨
2.9 機械研磨(琢磨)
2.10 顕微鏡による検査及び観察

第3章 鉄鋼材料
3.1 機械研磨
3.2 電解研磨
3.3 エッチング(腐食)
3.4 旧オーステナイト粒界の現出
3.5 代表的な炭素鋼組織の形態 112

第4章 非鉄金属材料
4.1 組織観察試料の作製
4.2 鏡面仕上げ(バフ研磨)
4.3 電解研磨
4.4 腐食(エッチング)
4.5 金属及び合金の組織現出

第5章 セラミックスの組織現出
5.1 試料作製条件
5.2 酸化物系研磨材による琢磨
5.3 腐食琢磨
5.4 エッチング

第6章 表面改質した鉄鋼材料の組織観察
6.1 検鏡試料の作製方法
6.2 切断による表面改質材からの試料採取
6.3 切断終了後の表面改質材の樹脂埋込み
6.4 樹脂埋込み試料の研磨,バフ研磨
6.5 試料のエッチング(腐食)と水分除去

第7章 表面硬化処理による鋼の表面改質組織
7.1 高周波焼入れ
7.2 炎焼入れ
7.3 レーザ焼入れ
7.4 ガス浸炭焼入れ
7.5 真空(減圧)浸炭焼入れ
7.6 ガス窒化処理
7.7 ガス軟窒化処理
7.8 ボロナイジング(ほう化処理)
7.9 炭・窒化物被覆処理

第8章 表面被覆による表面改質組織
8.1 物理蒸着(PVD)皮膜
8.2 化学蒸着(CVD)皮膜
8.3 めっき皮膜
8.4 陽極酸化皮膜(アルマイト)

第9章 レプリカ法
9.1 はじめに 240
9.2 部材のマクロ検査
9.3 部材のミクロ検査における表面研磨とエッチング
9.4 試験片表面の研磨とエッチング
9.5 ミクロ検査の型取り
9.6 検鏡
9.7 転写精度の確認

第10章 顕微鏡組織標準片の仕上げと組織の現出
10.1 顕微鏡組織標準片とは
10.2 標準片の作製手順
10.3 組織現出の実際例
10.4 ダイヤモンド仕上げ
10.5 電解研磨,電解エッチング
10.6 標準片の取り扱いと保管

第11章 機器分析用研磨面作製の留意点
11.1 SEM 観察のための試料作製
11.2 イオンミリング(ion milling)法での試料作製
11.3 SEM-EDS 及びEPMA 分析のための試料作製
11.4 SEM-EBSD 解析のための試料作製
11.5 シリアルセクショニング法での試料作製

製品ガイド



<監修>
梅澤 修(横浜国立大学)
山本 卓(山本科学工具研究社)

<執筆・編集>
内田 聡(東京都立産業技術研究センター)
梅澤 修(横浜国立大学)
坂本 良二(日本メタロ)
佐藤 英一郎(千葉工業大学名誉教授)
佐野 明彦(神奈川県立産業技術総合研究所)
篠田 清(千葉県産業支援技術研究所)
鈴木 敏之(元・工学院大学)
髙木 眞一(神奈川県立産業技術総合研究所)
田村 洋介(千葉工業大学)
鶴見 州宏(上島熱処理工業所)
土井 敏照(元・千葉県産業支援技術研究所)
前橋 陽一(故人)
山本 正之(山本科学工具研究社)

■材料技術教育研究会
 1950年秋,東京都立工業奨励館(東京都立工業技術センターを経て,現 東京都立産業技術研究センター)に材料部が新設され,石田制一博士が初代の材料部長として就任された.石田先生は金属組織に深い関心をお持ちで,材料の性質,処理加工の履歴,適材適所への活用などを理解する上で,組織に対する正しい知識と,それを読む能力が必要であるとの考えから,標準顕微鏡組織なる試料を添えた解説書の出版を発案された.材料技術教育研究会は,東北帝国大学名誉教授 村上武次郎先生のご指導と(株)山本科学工具研究社の協力を得て,1960年8 月に「顕微鏡組織標準片 第1類 炭素鋼・鋳鉄編」を完成したことにはじまる.その後,顕微鏡組織標準片は東京都立工業奨励館の専門家をはじめとする学識経験者や専門技術者のお力をいただいて,第7類までと入門用2 種を提供するに至り,第1類および入門用については英文の解説書も準備されている.また,研究会が毎年開催している「組織検査用試料の作り方(組織の現出)」講習会(2019年3月に第44回)は,関係者より好評を博している.

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工具学
切削加工では工具が必需品である。しかし、よい工具をいかに正く使えるかが、加工する部品の製造原価や品質の善し悪しに影響する。筆者は、「よい工具」を選定あるいは開発できる知識、能力を持ち、そして「正しく使う」技術を習得している者が、工具技術者であると定義している。この本は、筆者が38年間にわたり研究と開発を担当してきた技術と、生産ラインで経験した加工技術をまとめたものである。機械工場で加工に関連する業務に2~3年従事した技術スタッフを対象に、工具技術の専門技術者を早期に養成することを目的に編集したものである。
工具学
治具・取付具実用図集
本書は、全世界 18か国 506工場で製作された、標準化されていない 1615点の図面が機能・機構などによって分類され採録されている。初心者にとってはもちろん、熟練した設計者にとっても価値のある、非常に重要な標準化されていないクランプ装置に関する資料は、ほとんどの場合、それぞれの工場の中に“死蔵”されていて、後進の目に触れないままでいた。しかしグラント氏は多くの困難を克服して、全世界から図面を集め整理し、自らペンを取って墨を入れ、クランプ装置の図集を完成させた。本書は、すでに実用化された治具・取付具から厳選した図集である。
治具・取付具実用図集
治具取付具の自動化図集
自動化の大きな部分を占める自動化治具について、現場の良き伴侶となるように難解な平面図はすべて立体図として紹介し、図でわからない部分は文書で解説。
さらに締金の基本として引出形の締金、早締め締金、傾斜形締金、掛金形の締金なども紹介。(図例147点)
治具取付具の自動化図集
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