金属疲労とショットピーニング
第1章 ショットピーニング概論
1.1 ショットピーニングとは
1.2 ショットピーニング技術発達の歴史
1.3 ショットピーニングの作用と効果
1.4 ショットピーニングの実施例
第2章 材料強度の基礎とピーニング効果
2.1 金属の疲労現象と疲労強度の向上
2.2 応力腐食割れの防止
2.3 転がり疲労強度および耐摩耗性の向上
第3章 投射材
3.1 投射材の種類
3.2 投射材の規格
第4章 ピーニング加工法
4.1 ピーニング加工法
4.2 ショットピーニング
4.3 ショットレスピーニング
第5章 ピーニング効果の評価方法
5.1 表面粗さ
5.2 顕微鏡による組織観察
5.3 硬さ試験方法
5.4 X線残留応力測定
第6章 ショットピーニング加工条件と管理の方法
6.1 ショットピーニングの方法と効果
6.2 加工条件
6.3 被加工材
6.4 アルメンゲージシステム
6.5 カバレージ
6.6 インテンシティ
6.7 生産現場における運用
第7章 ばねと歯車に対するショットピーニングの作用・影響・効果
7.1 ばねへのショットピーニングの適用
7.2 歯車への適用
付録 ショットピーニング用語小辞典
■執筆者一覧(50音順)
当舎 勝次(出版委員長:元 明治大学)
安藤 正文(IKKショット)
小木曽克彦(ジャクセル)
小林 祐次(新東工業)
杉山 博己(不二製作所)
鈴木 義友(ジヤトコ)
祖山 均(東北大学大学院)
高橋 宏治(横浜国立大学大学院)
竹田 仁(新東工業)
丹下 彰(伊藤機工)
千田 格(東芝)
原田 泰典(兵庫県立大学大学院)
平塚 勝朗(ニッチュー)
松井 勝幸(松井技術士事務所)
渡邊 吉弘(東洋精鋼)
■ショットピーニング技術協会
1988年に日本機械学会のショットピーニング分科会を母体として発足.定期的な事業として学術講演会開催(年1回),機関誌発行(年3回),Nadcapに準拠したワークショップ開催(年1回)のほか,工場見学会,シンポジウム,講習会などを毎年1回以上実施している.さらに,世界各国持ち回りのショットピーニング国際会議を複数回開催し,ショットピーニング技術の向上と普及活動を産官学連携で行っているショットピーニング技術の専門団体.会員の主な業種は,ショットピーニング専門メーカのほか,自動車関連,航空機関連,材料関連メーカなど.