鉾立と細部意匠 - 祇園祭の鉾と山

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定価  5,060円  (税込)
商品コード: ISBN978-4-88661-902-0

                         


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鉾立と細部意匠 - 祇園祭の鉾と山

 京都には、定例で行なわれる祭として、春の葵祭、夏の祇園祭、秋の時代祭が ある。どれも長い行列が巡行する点では共通しているが、祇園祭は平安時代にさかのぼり、年中行事絵巻にもその情景が描かれている。祇園祭に使用する鉾や山は、重要な民俗資料として、京都とともに育ち、栄え、守り伝えられてきたもので、鉾や山は、民俗資料として現在も生きている行事として継承されてきた。しかもそのなかで歴史の古さ、規模の大きさ(行事の期間や出しモノの壮麗さ)、さらに美術的な高さ、文化財としての優秀さなどについては、祇園祭は日本でも最高の地位を占めるもののひとつである。 
 京都の町屋を背景として展開する祇園祭は、町衆、庶民を中心にした催事であることが、同じ京の祭でも葵祭などとは性格が異なる。鉾や山の出る町を鉾 町というが、それぞれの鉾や山は鉾町の住民によってつくられ、守られ、曳きまわされ、住民はそれを誇りとしてきた。祇園祭は鉾や山だけを見るものではなく、先祖伝来の屏風やそれを置く場として、また鉾・山の背景となり、巡行のときの見物席ともなる町屋それ自体も、ともに見るべきものである。



<著者略歴>
近藤 豊(1909〜1994)

明治42(1909)年京都市に生まれる。
昭和15(1940)年京都大学工学部を卒業。工学博士。
工学部建築学教室嘱託、滋賀県立短期大学建築科教授を経て、大阪教育大学家政学部、摂南大学工学部建築科教授を歴任。
寺院や洋風建築の修復監督なども担当しながら、日本中の寺社を中心とする建築の意匠を調査した。
「古建築の細部意匠」「古建築の細部文様」「明治初期の擬洋風建築の研究」などの著書がある。



*本書は昭和45(1970)年刊行の「祇園祭--鉾立と細部意匠」を改題し、新刊として復刻したものである。

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